2019年5月第3回

今回は物故団員松原君の残してくれたネガから、50年程昔の南武線登戸の駅撮りを

アップでございます。先ずは中線で出発待ちのクハ79+10系5連(かな?)、折り返し

運用の川崎行きでございます。全金属車のクハ79は、南武線じゃピカイチでしたねぇ。

登戸の中線は、昔っから川崎〜登戸の区間列車折り返し列車が使ってたんですね。

お次は上と同じ下りホームより、3番線から出発して行った川崎行きに気付き、慌てて

スナップってなカットでございます。原版はハーフサイズ、それ更にトリミングしてんで、

かなり酷い画像となっちまいました。何故わざわざトリミング強行してまで、この画像を

アップしたかってぇっと、クハ16の左側に上り本線より分岐した線路が、あるのを確認

出来ますね。その線路の先には、閉まった門扉、更にその先にタキが止まってます。

南武線の専用線っていや、有名なのは津田山の日本ヒューム管と宿河原から出てた

砂利採取線、あとは川崎河岸駅までの貨物支線なんぞが、有名どこでございますね。

なので、スキャンした画像を見てビックラ、早速ググルもヒットしたのは1件だけでした。

しかし。ヒットしたブログが採り上げているなら、南武線登戸駅に専用線が在ったのは、

間違い無しなのです。そして、昔の航空写真や地図を調べるってぇと、タキが見えてる

場所には、1986年まで昭和エーテル川崎工場がございました。ただ、専用線の方は

1971年の航空写真で確認できましたが、1975年撮影では無くなってたんで、おそらく

1971年〜1975年の間に廃止されちゃったんど思います。現在工場跡地は川崎市立

多摩病院となっております。半世紀も前の駅撮りに写り込んだ風景、ノーマルな方にゃ

どうって事なくったって、鉄な人達にとっちゃ結構レア物かもしれませんね。

南武線 登戸 1968-7

Photo by 松原の親方

<<Prev   Page 27  Next>>