2014年5月第4回 |
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板張りのホームに停車している電車、屋根こそシングルルーフだけれど腰板や幕板の 波打った地味な単色車体、何処から見てもローカル私鉄な佇まいなのでございます。 しかし、車体に付いている「TKK」のアルファベットが確認できますか?オジサン鉄なら 一目で分かる東京急行電鉄の略称ですね。その他、小田急の「OER」京王帝都「KTR」 なんてのもございました。っと言うことで、今回の駅撮り探検団は、蒲田東急プラザの 2Fに5面4線を有する、現在の東急蒲田駅が工事中に地平に設置されていた、仮駅で スナップした47年前の池上線の列車のご紹介なのです。池上線は、当時も現在と同じ ヴェテラン車両が引退前の最後の一働きをする線区でございました。編成数両も今と 同じ3両編成、そのデハ3200形じゃないか思う車両に鋏まれた付随車サハ3100形は、 東京横浜電鉄開業時に新造したデハ100形がルーツ、1500V昇圧でデハからサハに 改造されたけれど、撮影当時東急最古参の営業用車両でした。ステンレス車行きかう 現在の東急も時を遡ればコンナ長閑な駅風景が、見られたのでございます。 東急池上線 蒲田(地平仮駅) 1967-8 Photo by 団長 |