2010年10月第4回 |
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ローカル私鉄の終点てぇのは、実に色々な風景で鉄な人達を愉しませてくれますね。 上信電鉄の下仁田もソンナ駅の一つ。上野と信濃を結ばんとした志も、県境の山に 阻まれて、ここ下仁田で敢え無くストップでござました。今でこそ人口が一万を切って 仕舞った下仁田ですけれど、昔から甘楽郡の中心地、其れなりの町でございました。 ですから、上信の下仁田駅も町の規模に合わせた中々結構な造りの駅なんですね。 関東の駅百選にも選ばれた木造の駅舎を抜けると不完全な頭端式ホームが1本と ホームを挟んで数本の貨物側線と留置線、鉄の心を擽る真に宜しい終着駅ですね。 さらに、その線路の上にはお昼寝中の車両がズラリ、左からクモハ155・クモハ503、 そして、満々中に控えしは上信のお宝と言うより鉄道界の至宝と言って過言じゃない、 ジーメンスとMANのコラボで1924年製の電気機関車、前がデキ1後ろがデキ3です。 更に更に、デキの後ろにチラリ見えるのは元西武401系のクモハ151と自社発注の デハ200系、右にはテムにホキ。この眺め、小さな鉄道博物館じゃございませんか。 上信電鉄 下仁田 2006-3 Photo by 団長 |