2010年9月第3回

ここ暫らく蒸気機関車の話題が無かった駅撮り探検団、そこで今回はコンナ駅撮りを

ご覧いただきましょう。現代じゃ電気、蒸気を問わず機関車が牽く客車に乗る為には

乗車券の他に何某かの追加料金を払わなきゃなりませんね。ところが、時を30年も

40年も遡ると、普通の客車列車はムロン、ローカル線の中には客車と貨車を一緒に

連結して蒸気機関車が牽く、混合列車って言うのが走っており、当然乗車券だけで

乗れたんですね。この混合列車、鉄分の多い人には大変結構な列車でございました。

客車と貨車を繫いでいる訳ですから、貨物の発着駅に停まるたびにカマを開放して

貨車の入換えを繰り返すんですから、これはもう所要時間が何時間掛かても鉄には

堪えられない列車でした。そんな混合列車が走るローカル線の中でも飛びっきりの

ローカル線が日中線でした。1日の運転本数が僅か3往復、その全てが混合列車の

設定でスジが引かれていたんですね。この写真を撮った会津加納には当時鉱山が

あり、停車するとC11が目の前を行ったり来たり、至福の時間が流れておりました。

国鉄 日中線 会津加納 1972-3

Photo by 団長

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