2009年4月第1回


蒸気と電車はナントカこじつけてアップしたので、今回の駅撮り探検団は気動車でも

出しちゃおうっと考えましたよ。んで、どうせならチョイトはインパクトのある気動車と

いう事で、コンナヤツは如何で御座いましょうか。人の気配は感じられず、森閑とした

山間の終着駅「尾小屋」にいつ来るとも判らない乗客を待っているのは尾小屋鉄道

唯一の戦後生まれの気動車キハ3、時に1972年5月の事で御座いました。ところで、

キハ3の形式記号が書いてある前面をヨ〜ク見ると「3」続いて左に180という数字が

浮き出ているの判りますか?実はこのキハ3は遠鉄奥山線が1964年に廃止になった

時に尾小屋鉄道に譲渡された車両なんですね。その遠鉄奥山線時代に付けていた

形式記号がキハ1803だった訳で御座いました。そして、1977年日本最後の非電化

ナローの幕を下ろした尾小屋鉄道尾小屋駅の駅名表示板「おごや」じゃ無く「をごや」

と表記されていたんですよ。旧仮名遣いの駅名、この情景にお似合いですね。

             尾小屋鉄道 尾小屋 1972-5
 Photo by 団長

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